由　緒

社伝によれば淳和天王御宇（８２３～８３３）越前守従五位下藤原鷹養が当社を祀ったという。
文明元年（１４６９）田治島の郷民の中で朝倉弾征左ェ門厨日下部孝景を襲わんと逆心を企てし者、当社地に集合、密談し酒を交わし互いに誓約を為そうとした時、鴆（ちん）という鳥が座中に入った。
徒党喜びこの鳥を酒肴にしようと捕らえんとしたころ羽風に当り一同枕を並べて死んでしまった。
この鳥社殿に入り神鴆となる。